バラ園は約1100平方メートルあり、子供の活動を支援するNPO「のむぎ地域教育文化センター」(樋口義博代表)が所有している。
主な種類は「アンネの日記」の著者の名をとった「アンネ・フランクの思い出」。赤から黄、オレンジ、ピンクへと変色する。アンネの父が友人に依頼して作り、知人の兵庫県西宮市の牧師への贈り物として日本にも届けた。
1998年、バラ園に隣接するフリースクールで樋口さんからアンネのことを学んでいた中3の女子生徒3人がバラの話も聞き、10日間かけて自転車で西宮市に赴いて分けてもらった。
ピンク色で香りがよい「カズエ」は77年、横浜市緑区(現青葉区)で起きた米軍機墜落事故の犠牲となった土志田和枝さんと2人の子をしのび、和枝さんの父が園芸業者に依頼して作った。
第2次世界大戦後の欧州の平和を願って作られた「ピース」はピンクがかった黄色だ。76年に、世界バラ会連合の世界大会で初の殿堂入りを果たした。
ビキニ環礁での米国の水爆実験で犠牲となった久保山愛吉さんと妻すずさんが育てたバラを株分けしたものや、広島の被爆者が作ったバラなどもある。
「様々な由来のバラをたくさんの人に見て欲しい」と樋口さん。祭りは両日とも午前10時〜午後3時で見学無料。苗の販売もある。売上金の一部は東日本大震災の被災地支援に使う。問い合わせは樋口さん(045・961・6696)。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001205290004
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平和にちなんだバラを集めたというのがユニークですね。そういえば皇室関連のバラを集めたバラ園も確かあったような・・・。
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