2012年05月31日

ローズカフェ、国分寺で開業10周年

脱サラした石坂俊一さん(57)が始めた「イングリッシュガーデン ローズカフェ」(国分寺市南町)が今月、開業から10年を迎えた。試行錯誤を繰り返してカフェで育てたバラは300種350株以上。趣味で始めた店は今や年間約5万人が訪れる人気店だ。石坂さんは「充実した第二の人生」と満足そうだ。(大津和夫)

 「まるでバラの海でしょう」――。見晴らしの良い高台に咲き乱れるバラを眺める石坂さんのまなざしは、子どもをみる親のように優しい。大企業の管理職だった会社員時代は、「仕事一辺倒……。周りから、『顔つきが変わった』と言われます」と笑う。

 元々、花を飾ったり、自宅の屋上で様々な花を育てたりするのが趣味だった。バラに夢中になったのは、約15年前。妻が買ってきた1株の黄色いバラに魅せられた。「香りも、色合いも。バラは花の女王」。ほどなくして屋上のスペースは、約500株のバラで埋め尽くされた。

 その後、約1年ハワイに単身赴任。そこでの経験が開業への思いを芽生えさせた。休日、海辺を見ながらくつろげるカフェをみて、「バラを楽しめるカフェがあってもいいな」と思うようになった。帰国後、「そろそろ第二の人生。別の『仕事』にも挑戦したい」。家族の理解もあり、2001年に退職。47歳の時だった。資金などをやりくりして翌年5月、開店した。

 「しょせんバラの素人。ローズガーデンなんて無理」。当初、周囲からは、そんな声も聞こえてきた。実際、無農薬で育てようとして200株を枯らしたこともある。「失敗の連続。でも、発奮材料にもなった」と石坂さん。本やインターネット、バラ園や関連講座に出向くなどして独学で育て方を学んだ。

 枯れた花を摘み取ったり、防虫対策をしたり、剪定(せんてい)をしたりと、開店以来、バラの手入れは、専ら石坂さんの仕事だ。徐々に口コミで評判が広がり、花咲く頃には、開店前から行列ができるようになった。石坂さんは「『来て良かった』と言われるのがうれしくて。会社員時代とは違う充実感があります」と話す。

 バラは6月初旬までが見頃という。木曜定休。JR国分寺駅から徒歩6分。042・304・2887。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20120530-OYT8T01394.htm
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JR国分寺駅から徒歩6分ということなら、神代植物公園に行く際に途中下車して立ち寄ってみるのもよいかもしれませんね。それにしてもバラが咲かない時期はお客さんは来るのでしょうか?


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