2017年05月21日

バラの悲しみ(5月21日)

黄色のモッコウバラに続いて、赤やピンクの四季咲きバラの便りが各地から届く。「白いナニワイバラが咲いている頃かなあ」。73歳の男性は悔しそうに思い出す。手塩にかけた双葉町の双葉バラ園は帰還困難区域にある。
 17歳でバラの美しさに魅せられ、昭和43年、果樹畑だった丘陵地に開園した。一家で40年以上かけ、オールドローズからモダンローズまで700種類、7000本以上を植えた。個人のバラ園としては国内最大規模を誇った。季節には、全国から多くの愛好家が訪れた。
 常磐自動車道の延伸を見据え、園を拡張しようとしていた矢先に原発事故が起きた。避難先にバラは持って行けなかった。事故から3カ月、初めての一時帰宅を終え、車に乗り込んだ時だ。「どうして行ってしまうの」。花たちの悲鳴が聞こえた。涙が出た。
 男性は茨城県つくば市に落ち着き、バラ園の再開を夢見ている。だが、東電の賠償は難航し先は見えない。先月末、一時帰宅すると、人の背丈以上の雑草が園を覆っていた。手入れができなかったバラは数種類を残し、全て枯れていた。原発事故は終わっていない−。朽ちた7000本のバラが無言で訴えている。
https://www.minpo.jp/news/detail/2017052141771
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双葉バラ園には一度行きましたがその際に園長にもあいました。なんとか再開できるように願っていますが、73歳だと今後厳しいですね。再開のお手伝いをしたいくらいです。ボランティアを募れば結構集まるかもしれませんね。その際には当ブログでも告知したいものです。


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