同日の町議会で、玉置一議員(無)が「バラ園ができて来園者が増えていると聞く」とした上で、今後の対応について町の考え方を聞いたのに対し、水本雄三町長と菊原博観光課長が答えた。
水本町長は「農薬や肥料などの費用がかさむ上、すべて手作業なので、14ヘクタールある公園を管理する職員の大きな負担になっている」と説明。さらに「2009年度から国補助を活用し、本年度は2500万円の補助を受けて臨時職員を雇用、肥料なども購入し対応しているが、来年度で補助が終了する」と述べた。
菊原課長は「バラ園についてはいろいろな経緯があった。企業の誘いやバラ産地の鹿児島県鹿屋市の支援もあり、活性化になればと着手した。しかし、08年12月に民間活力の導入を断念。その後、庁内のプロジェクト会議で検討し、09年末に町単独でのバラ園構想も白紙に戻すと結論を出し、当時の町長、副町長に報告した」と説明した。
また、「補助が切れた後、町で賄うのは困難。公園内のバラは町で管理できると思う。丁寧に育てたので、旧空港跡地のバラをどうするかが課題だ」とも述べた。
玉置議員が「管理団体を公募するなどできないか」と重ねて質問したのに対し、菊原課長は「旧空港跡地は夏の臨時駐車場にしているほか、イベントでも使っており、相互の『すみ分け』を十分にする必要があるため、公募はかなり困難」と答えた。
町によると、平草原公園と旧空港跡地、藤島交差点の空き地など町内に計約900種・1万7700株のバラを植栽している。公園には70種・4千株があるという。
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=191679
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折角国内でもトップクラスのバラ園に仕上げたんですから、なんとか維持できると良いですね。町民からボランティアを募って日本有数のバラ園に育ててほしいものです。
和歌山県のバラ園一覧
http://baraen.info/30.html